いよいよ実写映画が封切目前のアイアムアヒーロー。

ゾンビ好きにはたまらないストーリー展開で人気を博しています。

主役は漫画家で冴えない35歳のおっさんです。

ただし趣味で銃を所持しています。

 

世界が突然、ゾンビのような感染症に汚染されて、

そのなかを無我夢中でサバイバルしていくお話です。

 

前に出過ぎないことで歳の差を縮める

実績も無いし、自信もない、そんな社会人はたくさんいます。

この漫画の主役「鈴木英雄」もそんなひとりです。

読んでいてじれったいほどマイペースです。要領も悪いです。

しかし、何が起きるかわからない新時代、積極的に動く人たちは、ことごとくゾンビの餌食になっていきます。

結果、鈴木英雄はそれをケーススタディにして生き残っていくのです。

 

彼を象徴するセリフがあります。

第4卷で女子高校生とゾンビの大軍から逃げおおせた後、

どうしていいのかわからずに困惑する中、その女の子から頼りにされ、それを断る時の言い訳、

 

「35歳だからってね、全員が社会経験豊富だって限らないだよ。

人はどれだけ生きたかじゃない!どう生きたかだろ!?」

 

思い切りかっこ悪いのですが、それが逆に彼女の緊張をほぐし、

歳の差があっても互いの意見を言い合える環境を作っています。

新人の職員との関わり合い方のヒントになるのではないでしょうか。

 

 

非常事態になって初めて感じる「生」

いつも同じような日々の暮らしの繰り返し、何かに我慢して、

何かに怒りを感じながら、それでも平然と日々を暮らしている人たちのリアルなセリフがあります。

第2卷で鈴木英雄の先輩がゾンビに襲われて死を感じた直後です。

 

「正直さ、ずっと生きづらかったんだ。生まれて初めて・・・その、生きてる感じがした。君も同じだろ?」

と話した直後に死亡します。先輩はこの新しい世界を満喫していました。

 

だったらもっと生きている間にできることあったんじゃないか。って思いました。

こんな中途半端な生き方はしたくないという思いを抱かせる反面教師的な場面です。

同じような日々の繰り返しであっても、

工夫によっては新鮮に感じ、生きている喜びを味わえるはずです。

 

人間の本質を表現しつつ展開されるストーリー、

必死で生き抜いていく鈴木英雄の成長と活躍をぜひご覧になってください。

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