アニメ化、実写映画化されるなど一大ブームを巻き起こした進撃の巨人。

このマンガ、よく考えたらすごく不思議です。

だって、いきなり設定が、突如現れた巨人が襲ってきたというわけですから…。

昔なら、「マンガだから…」という理由で許されていた設定の安直さも、

今はリアルさが問われる時代。

 

昔のように簡単に「ああ巨人が襲って来たんですね!」なんて簡単には納得できません。

でも、読者は何故か、それを受け入れたうえで、グングンと話に引き込まれていってます。

一見すると荒唐無稽にさえ思える話なのに、

なぜ多くの日本人、いや世界の多くの人が魅了されたのでしょうか。

 

その理由を考えてみることは、単に進撃の巨人と言う漫画を考察するだけではなくて、

実はビジネスにも役に立つ面があるのです。

進撃の巨人の魅力はいくらでも上げることができると思います。

登場人物への思い入れ、戦闘シーンのカッコよさ、絶望的戦いに挑む勇気…

しかし、それら全体を通して言えるのがストーリーの中が謎だらけという点です。

 

一体、巨人は何物なのか?

どうして、人を喰らうのか?

首の後ろ以外を傷つけても、なぜ再生するのか?

壁の外はどうなっているのか?

 

もうとにかく、謎だらけ…

でも、話が進むとともに徐々にではありますが、その謎の一端が明らかになっていきます。

同時に、新しい謎も出てきたりするんですけどね。

さて、この情報を小出しにして人を惹きつける手法は古典的ですけど、すごく効果があるのです。

実は人間には全体を知りたいと言う欲求があるので、

こうした小出しで情報を出していくと、逆にすごく惹きつけられるのです。

 

進撃の巨人の全体像というのは、あの舞台設定となっている世界観全体の事です。

読者はあのマンガを読んでいく中で、何かわからないけど、

大きな世界観が隠されていることに気付いているのです。

 
今、ビジネスでは単に商品を売っていることが多いのですが、

もし、商品の背後に世界観があることを散らつかせることができれば、成功の確率が高まります。

 

例えばかつて大ブームになったビックリマンチョコは、単にシールが良かったのではなく、

背後に世界観を感じさせることができたので、ブームになったのです。

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