困難な状況でも最善を目指すことを教えてくれる漫画

10年くらい前になりますが古本屋で宇宙戦艦ヤマトの中古本を購入しました。

御存知の方も多いと思いますが、宇宙戦艦ヤマトは映画化やテレビアニメ化もされた有名な作品です。

今までヤマトについては、

国家の戦略とか環境問題の分野において多くの人々が議論する材料としてきましたが、

今回は新たな試みとして、中小企業が宇宙戦艦ヤマトから正しい生き残り戦術と

夢を大事にする戦略をどのように学べるのか考えてみようと思います。

 

宇宙戦艦ヤマトってどんな漫画か知らない人のために!

平成生まれの人の中には、宇宙戦艦ヤマトを見たことが無い人もいると思われますので簡単に説明しておきます。

西暦2199年の地球は異星人であるガミラス帝国からの攻撃によって地上は放射能で汚染されてしまい、

人々は地下に逃げて生活をしていた。

放射能汚染が地球人の生存が不可能になるレベルに到達するまで、

後たった1年しかない状況で、地球防衛軍は地球を放射能汚染から救ってくれる

最新装置を持っているというイスカンダル星のスターシャのもとに新型の宇宙戦艦を向かわせることにした。

 

その船こそが宇宙戦艦ヤマトであり、

放射能の中でも平気で生存出来る強大な科学力をもつガミラス帝国と宇宙で激闘を繰り返してゆくことになる。

 

3つのヒント!! 宇宙戦艦ヤマトから学ぶ、正しい生き残り戦術と夢を大事にする戦略とは?

 

1) 「あわてるな!もう1度やれ!」(沖田艦長の台詞)

経営者が日々変化する中小企業の従業員たちの能力を見極めて、

的確なアドバイスが出来ているか?

(叱るだけで立ち去ったり、リストラをチラつかせて萎縮させていないか?)

 

2)「今は、この僕が艦長の代理だ!」(古代進の台詞)

経営者が病気で倒れたときに、代理者がきちんと的確な対応を行って、

権限を逸脱せずに仲間と協力出来るか?

 

3)「よかった空間メッキ防護膜が役に立った」(真田志郎の台詞)

宇宙戦艦ヤマト工作班長の真田志郎のような夢をもった新技術に詳しい人材や、

冷静沈着な人間も組織の中で育てているか?

ガミラス帝国のデスラー総統の台詞をここで少し引用すると

「ヤマトめ波動砲は自分たちだけのものだと思って油断しているな」「それが運のつきだ!」(引用終わり)

と言うものがあるように、大企業も新技術のための情報網をもっているのですから、

すぐに活用しない技術であっても、新技術に詳しい人材には最低限、敬意をもって接するべきです。

 

★では、ここからは3つのヒントを解説してゆきます。

1、 「あわてるな!もう1度やれ!」

ガミラス帝国のような巨大帝国にはいくらでも人材はいるし、

リストラも繰り返されています。

しかし、宇宙戦艦ヤマトには経験豊富な人材は少なくて

乗組員の8割近くが訓練を終えたばかりの新人なのです。

こんな状況でもヤマトの沖田艦長は乗組員のレベルアップを、

巨大企業のようなガミラス帝国との戦いの中で成し遂げています。

 

作品の中より抜粋すると、地球から飛び立つヤマトが

初めて新型の波動エンジンを始動した場面が参考になります。

ガミラス帝国がヤマトを発見して、

地球から飛び立つ前に巨大ミサイルで始末しようとした緊迫場面から引用

(後5分でぶち当たる寸前)
(沖田艦長の台詞)        「席に座れ!島大介!そこが、これからの君の席だぞ!」

(地球防衛軍司令部の台詞)    「どうした沖田君、間に合わないぞ、飛び立ってくれ!」

(機関長の徳川彦左衛門)     「エンジン充填120パーセント」

(島大介の操作で波動エンジンの始動に失敗した音) 「ブシュー!!!!!」  「ブシュー!!!!!」

(古代進の台詞)          「かからないぞ!」

(沖田艦長の台詞)        「あわてるな!もう1度やれ!」

(波動エンジンの始動に成功した音) 「ズヴヴヴ!ヴヴヴ!!ゴウゴウ!!ゴウゴウゴウ!!!」

(古代進の台詞)          「かかった!」

(沖田艦長の台詞)         「推力上昇1千百60万トン!」「ゆくぞ!」「ヤマト発進!」

(引用ここで終わり)

 

★沖田艦長の的確なアドバイスがなければ、巨大ミサイルがヤマトに直撃して、

乗組員たちは能力を発揮する前に全員戦死していた可能性が高いのです。

人材の育成面で沖田艦長から中小企業の経営者は学ぶことが多いと思われます。
2、「今は、この僕が艦長の代理だ!」

激闘の末に、ガミラス帝国の本拠地を破壊して、

新型の放射能除去装置も手に入れたヤマトでしたが、

物語の後半では沖田艦長が病気で倒れて、若い古代進が艦長代理を務めています。

古代進の艦長代理としての仕事は、ヤマトを無事に地球に帰還させることでしたが、

なんと、ガミラス帝国のデスラー総統が生き残っていて、逆襲をしてきます。

 

宇宙空間をワープしてヤマトの横に激突したデスラーの船は

衝突で出来た穴から放射能をまき散らして

ヤマトの乗組員たちの命を次々と奪い、沖田艦長の命も奪おうとします。

そんな、デスラーの反撃を食い止めるために、

現場に急行した古代進が言った台詞が、「今は、この僕が艦長の代理だ!」だったのです。

 

★このとき、古代進だけでなく、森雪も能力的に成長をしており、

戦闘中に機転をきかせて地球に運ぶ予定の放射能除去装置を緊急始動させて、

ヤマトの艦内の放射性物質を除去します。

 

このことで、デスラー総統は、

せっかく侵入に成功したヤマト艦内からの撤退を余儀なくされます。

あなたの企業では緊急対策に備える代理者は立派に育っていますか?
3、「よかった空間メッキ防護膜が役に立った」

反撃のために、ヤマトの側面に無理に激突してから

ヤマトの艦内に侵入したデスラー総統ですが艦内から撃退されてしまい、

最後の悪あがきで、再びヤマトから船体を引き離して

ガミラス帝国でも開発に成功していた波動砲をヤマトに向けて発射させます。

しかし、工作班長の真田志郎がガミラス帝国の技術を研究応用した新装置を開発しており、

その成果としてエネルギーをはね返す空間メッキ防護膜がヤマトに備え付けられていたので、

デスラーが発射した波動砲のエネルギーは、

ヤマトの船体によってはね返されて、デスラーの旗艦を損傷させてしまいます。

これによって、ヤマトの勝利が確定しました。

 

★中小企業の経営者が「こんな技術、今すぐ役に立つのか?」

なんていう暴言を吐くことはマイナス行為です。

(苦境で給料面での優遇や研究費の優遇が出来ないときであっても、

最低限の相手を思いやる敬意は必要です)

(企業の戦略は、突発性の緊急事態や巡り会わせにも左右されます)

 

◎まとめ 

宇宙戦艦ヤマトには中小企業が巨大企業と戦うときや交渉するときのヒントが溢れています。

今回は、ガミラス帝国を巨大企業に、宇宙戦艦ヤマトを中小企業に見立てて、

中小企業の生き残り戦術と夢を大事にする戦略の両立を語ってみましたが、

いかがだったでしょうか?

 

沖田艦長、古代進、森雪、真田志郎、徳川彦左衛門、

島大介など、多くの乗組員が協力することで、

宇宙戦艦ヤマトは地球を救うためのイスカンダル星に向けての宇宙航海に成功して、

放射能除去装置コスモクリーナーをイスカンダル星から地球に持ち帰ることに成功しました。

 

中小企業の場合は経営者も従業員も苦労や困難が多いと思いますが、

宇宙戦艦ヤマトの乗組員のように前向きに生きれば活路が見えてくると思います。

正しい生き残り戦術と夢を大事にする戦略の両立を実現できたとき、

中小企業は、さらに発展出来ると思います。

 

ブックメーカー画像